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ランリュック(ランリック)とは?京都で愛される秘密を調査!

2020 4/05

小学生の通学カバンといえばランドセルが当たり前・・・ではないことをご存じですか?ランドセルならぬ「ランリュック(ランリック)」、これが日本国内の一部地域で使われています。

ランリュック(ランリック)とは、いったいどんな通学カバンなのか、使われている地域はどこなのか、そしてなぜその地域で愛されているのかを調査してみました!

目次

ランリュック(ランリック)が作られた経緯

他地域の人には、あまりなじみがないランリュック(ランリック)。どこで使われているのかというと、それは京都です。ランリュック(ランリック)は京都発祥の通学カバン、京都にある「マルヤス」という小中学校の制服や体操服などを販売する会社の商品です。

昭和43年(1968年)に、子どもたちを交通事故から守りたいという願いから、道路警戒標識をモチーフにデザインを考案、試行錯誤を重ねて誕生した黄色いカバンです。当時の小学生の通学カバンといえばランドセルでしたが、小さな子どもたちが背負うには非常に重く負担になり、年々高級化したことから保護者の経済的な負担も少なくありませんでした。

また、通学路の交通事情も決して良いとはいえず、重いランドセルを背負って通学するのは危険を伴うこともあるなど、複数の弊害があったようです。そこで、ある小学校の校長先生からマルヤスに、ランドセルに代わる通学カバンの作成を依頼がありました。軽くて子どもの負担にならず、安価で保護者の経済的負担にもならない、遠足にも使用できるような通学カバンです。

軽くて安価、交通安全も意識したランリュック(ランリック)は、発売当初から軽量化に取り組んでおり、健康と安全をコンセプトとし現在の形になりました。リュックサックのようでランドセルのようでもある、いいことづくめのランリュック(ランリック)。学校関係者や保護者から大好評を得て、京都府内の小学校で次々と導入されることとなり、小学校の通学カバンといえばランリュック(ランリック)、これが京都の常識となったのです。

ランリュック(ランリック)の特徴

ランリュック(ランリック)の特徴について見ていきましょう。

低価格

現在ランドセルの売れ筋相場は4万円~5万円程度だといわれていますが、高いものなら高級素材・オーダーメイドなどで10万円を超えるものもあります。安いものなら1万円台からあるのですが、安い素材を使用し海外で大量に生産されることから、ある程度の価格のランドセルよりも耐久性が劣ってしまいます。

しかし、ランリュック(ランリック)なら9,020円~12,540円と、ランドセルと比較してかなり低価格です。ただのナイロン製のリュックだからでしょう?と思うかもしれませんが、開発する際には市販のランドセルを分解し、パーツや構造を把握したうえで設計されていますから、リュックサックとは使い勝手が違います。

ランドセルのような高級感は感じられなくても、ランリュック(ランリック)は低価格なのに高品質、保護者の経済的な負担を減らすことができますし、もちろん子どもにとっても負担の少ない通学カバンです。

強度がある

革製のランドセルに比べ、ナイロン製のランリュック(ランリック)は何となく頼りなさそうに感じられるかもしれません。しかし、丈夫で長持ちするのがランリュック(ランリック)の特徴で、たくさん教科書などを入れても破れたり型崩れすることはありません。

ただ、防水加工を施してあるのですが大粒の雨には耐えることが難しく、経年劣化で防水加工も効果が落ちていってしまいます。多少の雨なら対応できますが、雨の日は専用のランリックカバーを使用することで安心して使うことができるでしょう。

お手入れすることで良い状態を保つこともできます。汚れを落とすために洗うのがオススメですが、そのまま水に浸けてしまうのではなく、逆さにして中に水が入らないように注意します。

ぬるま湯に中性洗剤を溶かしたもので、ブラシを使い軽く洗います。洗ったら脱水機や乾燥機にかけることは避け、濡れたまま逆さにし風通しの良い日陰で吊り干しします。中の汚れが気になったら、洗わずに軽く拭き取ります。洗ってしまうとせっかくの防水加工がとれる恐れがありますから、くれぐれも丸洗いなどしないようにしましょう。

軽い

ランドセルは革製、本革のランドセルなら重量もかなり重くなってしまいます。その点、ランリュック(ランリック)はナイロン素材が使われており、革製のランドセルに比べとても軽いのが特徴です。ランリュック(ランリック)は5種類あり、サイズや裏地の有無などに違いがありますが、その重量は軽いもので約670g、最も重いものでも約900gとなっています。

ランドセルの重量は1,000gくらいから重いもので1,400gもあり、これは軽量化された最近の数値で、昭和40年代ならこれよりももっと重いものも多かったはずです。大人から見ればランリュック(ランリック)とランドセルの重量の差が300gくらいなら、それほど変わらないのでは?と思うかもしれません。しかし、小さな子どもにとって300gの差は大きい、実際に大人がランリュック(ランリック)を持ってみれば、「軽い!」と感じるといいますよ。

一般的なランドセルを背負うと、中に教科書などが入っているわけですから小さな子どもにはとても重く、動作も機敏にとはいかないでしょう。ランリュック(ランリック)なら、ランドセルと比較して軽量ですから、通学時の動作も迅速に、通学だけでなく遠足や社会見学に使用しても軽快で子どもも負担を感じにくいでしょう。

道路危険標識を意識したデザイン

ランリュック(ランリック)が開発された当時の昭和40年代は、交通事故が増加し子どもたちも危険にさらされながら通学していたといいます。そのような小学生を交通事故から守りたいという願いを込めて、ランリュック(ランリック)は道路警戒標識と同じような、黄色と黒の目立つデザインが採用されました。当初はベースのカラーが黄色のみでしたが、今では他に赤と紺も加わり合計3色から選ぶことができます。

また、ベルト部分にリフレクションテープが織り込んであるタイプもあり、車のライトに反射することで雨や夕暮れ時でも目立つので、交通事故から子どもたちを守ってくれるでしょう。

ランリュック(ランリック)はどこで購入できる?

ランリュック(ランリック)は「株式会社マルヤス」で購入することができます。販売店舗は、

本店(向日市店)

京都府向日市向日町南山2番地

TEL 075(921)0436

長岡大丸(長岡京市店)

京都府長岡京市神足3丁目1-9

TEL 075 (951) 1327

以上の2店舗です。

また、この他に株式会社マルヤスが運営するネットショップもあります。

ネットショップ ranric

ranric
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ranric

京都以外の地域居住なら通販が便利ですが、普段利用している大手ショッピングサイトなどで購入できれば便利だと思うかもしれませんよね。でも、楽天やAmazon、yahooショッピングなどでは、ランリュック(ランリック)を取り扱っていないようです。

他のオンラインショップで見たけれど?と覚えがある人もいるかもしれませんが、悪質な業者による類似品・模造品が販売されていることも実際にあるそうです。購入するなら製造・販売元が株式会社マルヤスであることを確認し、もしそのような類似品・模造品なら購入せず、正規品を店舗や公式サイトで購入するようにしましょう。

まとめ

京都で愛され続けてきたランリュック(ランリック)、ランドセルにはない魅力がたっぷりの通学カバンです。子どもたちの負担を軽減し、保護者の経済的負担も配慮されたランリュック(ランリック)は、今や認知度も全国区!子ども用のカバンとしてだけでなく、仕事用やアウトドアに用に大人が購入を検討することもあるそうですよ。

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